FPの調査って、正直どんな仕事ですか?
シンプルにまとめると「次の判断につなげる材料をつくる仕事」だと思っています。土壌汚染は、法律や条例に則った対応をしているかどうかを確認することも大切ですが、それだけではありません。その結果が土地の売買や開発にどう影響するのかまで考える必要がある。データを整理しながら、プロジェクト全体の方向性を支える役割だと感じています。
私は前職が公務員で、廃棄物や地球温暖化に関わる分野にいました。調査は「サンプルを採って分析して終わり」と思われがちですが、FPではそこがスタートです。結果をどう読み解くか、どこにリスクがあるか、どうすれば顧客の要望を叶えることができるのかを検討する。専門家としての技術コンサルタントのような立場で、案件を軽くも重くも設計できるのが面白さだと思います。
この仕事を始めて感じたのは「決まりきった正解がない」ということです。案件ごとに背景や条件は本当にバラバラ。マニュアル通りにいかない場面が多い分、自分で考える力が求められます。また、データだけでなく、お客様と直接話せることもこの仕事の魅力のひとつだと思います。
調査の仕事の難しさや面白さとは?
最初はやはりプレッシャーがありました。調査結果によって、その土地が動くかどうかが決まることもある。数字や解釈ひとつで、プロジェクトの方向が変わる可能性があるからです。ただ、その分面白さも大きい。土壌汚染問題を解決することで事業が前に進む。その一端を担っているという実感は、この仕事ならではだと思っています。
行政とのやり取りは印象に残っています。地域によって対応や求められるレベルが違うこともある。その中で、どうすればスピーディーに、かつ適切に進められるかを考える必要があります。無事に案件がクローズした時は本当にほっとします。専門性を発揮しながら、会社として責任を持って対応できたと感じられる瞬間です。
調査は地味に見られがちですが、実際はかなりダイナミックです。土壌汚染がひどい場合はコストが上がる。特に地方の案件では、土壌汚染問題の解決にかかるコストと売買における事業収支とのバランスが難しいこともあります。営業や工事と相談しながら、どうすればお客様にとっても会社にとっても良い形にまとめられるかを考える。その過程が楽しいですね。正解がない分、ベテランでも悩むし、若手の意見が活きることもある。難しい案件をチームで乗り越えられたときは、達成感があります。
FPのコンサルチームに向いているのは、どんな人ですか?
「この結果から、次にどう動くか」を考えられる人ですね。調査はデータを出して終わりではなく、その先の流れを組み立てる仕事です。お客様もさまざまで、「詳しく知りたい」という方もいれば、「まずは結論を知りたい」という方もいる。その違いをくみ取りながら説明できる柔軟さも必要です。ずっと同じことを続けたい人より、変化を面白いと思える人のほうが向いていると思います。
調査は専門職ですが、対人スキルも欠かせません。お客様は不動産会社やメーカーなど法人が基本です。営業と一緒に訪問し、その場で今後の流れや調査内容を説明することもあります。状況に応じて伝え方を変える力が必要です。協力会社や浄化技術部から相談を受けることもあり、間に立つ役割も多い。頭の中で整理しながら話せる人は強いと思います。
FPの調査はチームワークが前提です。営業や工事と密に連携しますし、現場で調整することもある。空気を読んで動く力や、意図をくみ取る力も大切です。逆に、一人で完結したい人より、共有しながら広げていきたい人のほうが合っていると思います。調査と工事の両方を理解しながら、プロジェクト全体を見られる人が増えていくことが、これからのFPにとって大きな力になると思っています。
フィールド・パートナーズの調査は、言われた通りのことをする仕事ではありません。案件背景や顧客の要望、法律や条令等様々な要素を踏まえながら、プロジェクトをどう前に進めるかを考えるポジションです。土地を動かし、事業を進めるための判断材料をつくる。その責任と難しさを担いながら、営業や工事とともに未来を組み立てていく。それが、FPのコンサルチームです。
